Kep1er日本デビューショーケースに行ってきた

やっぱりライブは楽しまないとね

初めて行ったライブは何だったろう?

親に連れて行ってもらった子供向けの舞台演劇たったか?

祖母と一緒に行ったNHKの公開番組だったか?

どちらも強烈な印象が残っているというわけでもないので、どんなアーティストが出ていたかも覚えていません。

高校生のころは、ライブハウスや当時はやっていたミュージシャンのライブに友達と一緒に行きました。

貧乏な一人暮らしの学生だったので、バイトが忙しく、お金と時間が無かったので、数えるほどしか行けませんでしたが、とっても楽しかった思い出です。

いつしか自分もバンドがやりたくなって、音楽にのめりこんでいったのですが、歌が下手にもかかわらず歌が好きなのでボーカルに手を出してしまい、必然的に歌がコンプレックスになってしまいました。

その影響かどうかはわかりませんが、いつしかライブを観ても素直に楽しむというよりも、アーティストの歌声や発声を知らず知らずのうちに分析してしまったり、上手な人を羨ましく思ったり、妬んでしまって、さらに落ち込んだりしていました。

楽しいはずの音楽が苦痛になることもありましたし、自分の嫌な部分が心の中で広がって「どうせ俺なんか」と投げやりになり、自分がとても情けなかった時もありました。

若い時期は、ライブよりも一人でヘッドホンで楽しむ方が自分には合っていると、強がって思い込んでみたりもしましたが、おじさんになってから結局自分でもライブをするようになり、仲間の音楽を徐々に素直に聞けるようになりました。

音楽に対して素直になれたのは、この5年くらいの話なんです。

ずいぶん遠回りしたなと思います。

制限下で見つけることが出来たKPOPいう最高に楽しいジャンル

コロナ過で大好きな音楽活動が制限され、自宅にいることが多くなり、自然と家族との会話も増えた時に娘から紹介されたのがKPOPのオーディション番組でした。

虹プロから観はじめたオーディション番組でしたが、以前娘が観ていたプデュ48もすべて観て、LOUDもカミさんと一緒に観ました。

そして、ガルプラに心底ハマったのです。

それまで温かく見守ってくれていた家族が、若干引くくらいにハマってしまいました。

ガルプラを勝ち抜いたメンバーで結成されたKep1erが2022年1月3日に韓国でデビューして8か月と4日目となる9月7日に、ついに日本デビューとなりました。

テレビの情報番組や、音楽番組への出演。

雑誌の表紙と特集記事、THE F1RST TAKEへの出演など、短い期間で大忙しなKep1er。

9月10日と11日には、待望のKep1er初となる単独ライブ「Kep1er Japan Debut Showcase Live 」が開催されました。

私は過去に、カミさんの付き合いでKPOPライブに行ったことはありますが、自分でKPOPアーティストのライブチケットを購入する時が来るとは思ってもいませんでした。

2万席が3分であっという間に完売したDebut Showcase Liveのチケットですが、運よくアリーナ席の後ろの方が当たりましたので、家族3人で参戦してきました。

参戦が決まってからグッズを購入するのですが、さすがにこの歳でグッズはまずいだろうと思い、購入を控えようとしていたら、カミさんと娘から絶対買わないとダメ!って注意を受けまして、推しの舞白さんとイェソさんの団扇と3人分のペンライトを買いました。

@kep1er_jpより引用
@kep1er_jpより引用

買ったはいいのですけど、ペンライトなんてちゃんと振ったことないですし、そもそもメタルのライブにペンライトはないですからね。

それから団扇もどう使うのかよくわからない・・・。

3人分なので、まあまあの金額になりますが、娘とカミさんが「絶対」というので、それを信じで購入しました。

今となれば、バルーンも買っておけばよかったと後悔しています。

工作が楽しいということを久々に思い出しました

公式のグッズも良いと思ったのですが、私はどうしても色々作ってみたくなる性分なので、Tシャツとか缶バッチとか、経験もないくせに作り始めたんです。

Tシャツに関しては元々自分のバンドのTシャツを作りたかったので、準備はしていたんです。

業者さんにお願いする方が簡単なのは知っていますし、それほど費用も掛からないことも調査済ですが、以前メタルのセッションでお友達になった方に「Tシャツは買うもんじゃねえ、作るもんだ!」って謎のメッセージをもらってから、自分で作ってみたい気持ちになっていたのです。

動画やブログでTシャツプリントの知識を老いた脳に詰め込んで、作成しはじめました。

私がKep1erのTシャツを作りたかった理由は、日本デビュー・ファースト・シングル「FLY-UP」に使用されたKep1erの文字がカッコよくって、気に入ってしまい、これをTシャツの胸の位置にデカデカとプリントされたTシャツが欲しかったんですけど、どこにも売ってないので、作るしかないと思ったのです。

まず文字をパワーポイントで作成しました。

結構時間と根気がいる作業なのですが、どうしても再現したくて、ベジェ曲線で書きました。

出来上がったロゴを透明なプリント紙に印刷して3枚重ねにし、夜中に黙々と作っていた感光乳剤を塗布したシルクを貼った額縁に固定して、太陽光で露光して版を作ります。

さらっと書きましけど、ものすごく大変でした。

Tシャツに版を置いて、白のインクで染めるんですけど、黒のTシャツに白いインクはなかなか乗らないんですよ。

ちょっと失敗しちゃいましたけど、インクを重ね塗することで、何とか見栄えが良くなりました。

でも、ライブの前日に急に思い立って、背面にも何かプリントしたくなり、急遽パワーポイントで作ったKep1erのシルエットを、ロゴの時と同じように版を作って、幕張のライブ会場に出発する当日直前にぎりぎりで染めました。

一発勝負でしたが、まあまあ良くできたと思います。

それから缶バッジに興味を持ってしまって、動画を観まくった結果、どうしても自分の好きな写真や画像を缶バッジにしたいという衝動が抑えきれなくなり、100円ショップで缶バッジキットを購入し、こちらも試行錯誤しながら作成しました。

私の思惑通りにはなかなかいかず、当初の想定と違うものになってしまいましたが、沢山作りました。

この缶バッジも原画をパワーポイントで作成し、缶バッジの大きさを計算して原紙を印刷して、缶バッジに一つ一つ手作業で張り付けていきます。

どうしてもラメなどを入れてキラキラした表面を作りたかったので、レジン液や必要な道具一式と、紫外線照射用にUVライトも手に入れて、毎晩少しづつ作成しました。

そんな私を見ていたカミさんが「楽しそう!」と言って加わり、ショーケース前日は2人でレジン塗りをしていました。

なんか、昭和の内職をする老夫婦の雰囲気で楽しかったですw

完全に自己満足ですが、Kep1erをきっかけに家族がより一層仲良くなれて、嬉しいです。

ライブ当日は早めに起きて早めに行動

ショーケース当日は、一人だけ参加しない息子のために朝早起きしてグルテンフリーカレーを作り、Tシャツを完成させて、カミさんと娘と私の3人は、予定時間よりちょっと早く家を出て、幕張に向かいました。

幕張は仕事で良くいきますし、ディズニーランドにも昔は行きましたので、京葉線には慣れっこです。

いつものように八丁堀で乗り換えて来た電車に乗ったのですが、途中で娘が「この電車違うよ」というのです。

イヤイヤ私は慣れてますから間違うわけがありません。

それでも「私、よくライブで幕張行くから、多分私のほうが正しいよ」というのです。

躊躇しているうちに、結局京葉線だと思っていた電車はいつも間にか武蔵野線になっていて、幕張とは全然違う所を走っています。

娘は「ほら~、私が確認するから」と言って、そこから先は介護されるように会場まで連れて行ってもらいました。

娘がいなかったら、私はどこか遠いところまで行ってしまって、ショーケースに間に合わなかったかもしれません。

娘と一緒に来て本当に良かったです。

ライブ会場はめちゃめちゃ賑やかでした!

会場は賑やかで凄かったですね。

女性が大半で、私のようなおっさんは比較的少なかったです。

サングラスをしていったのですが、相当人相が悪いから外してと娘から指摘されたので、途中からサングラスは外しました。

「この中にきっとKep1er応援アカウントのFFさんがいるんだろうなぁ」と思いつつ、家族でふらふらしていたら

すいませ~ん、間違っていたら申し訳ないんですけど

え?、は、ハイ!

グルテンフリオさんですか?

わー--!はいそうです

なんと、FFのKep1ianさんから声をかけていただきました!

すごく嬉しかったです。

直前にKep1ianマスクをツイートしてたので、それを見ていただいていて特定してくれたみたいです。

その後、別のFFさんから連絡が入り、場所を移動しまたまた生Kep1ianさんにお会いしました!

写真を撮ったり、私が作ったへたっぴな缶バッジをお渡ししたりして、とっても楽しい時間を過ごしました。

しかし、お会いしたのに缶バッジ渡し忘れてしまった方もいて、とっても心残りです。

緊張しちゃって冷静さを欠いていました。

初めてのデビューショーケースで初めて泣きました

ショーケースは初めてでした。

普通のライブと違って、デビューアルバムの発表会のようなものなんですね。

実は先に韓国で発売された2枚のアルバムの曲も聴きたかったのですが、それは1stライブまで待たなければいけませんね。

会場は満席で全員マスクを着用してて、大きな声で騒ぐ人もいませんでした。

声援禁止なので、前述のペンライトとバルーンで応援するスタイルです。

バルーンは程よい音が出るので、とても良いと思いました。

今度のライブでも声出し不可だったら、絶対に買おうと思います。

ライブがスタートし、アリーナ席の後ろの方から小さく見えるKep1erのみんなを見たときには本当に感動しました。

大変な練習生の期間を経て、厳しいオーディションを乗り越えて、息つく暇もないくらいな韓国の番組出演、Queendom2での激しい戦い、2度目のカムバと今回の日本デビュー。

スケジュールの合間にはVLIVEやビハインド動画と、昭和のアイドル並みに忙しいKep1erがついに日本のステージに立つというのは、本当に感動的です。

特に日本人メンバーの坂本舞白さんと江崎ひかるさんは、1年半ぶりの凱旋帰国ライブです。

青春の全てを賭けた挑戦に勝利して堂々と幕張のステージに立つ姿は、とても誇らしく、私には輝いて見えました。

全てのステージが最高で、特に日本語の発音や声量の凄さに驚かされました。

本当に実力者ぞろいのハイレベルグループです。

その素晴らしい演目の中で特に心に残っているのが、Kep1erを誕生させたオーディション番組Girls Planet 999:少女祭典(ガルプラ)のオリジナルテーマソング「O.O.O」のKep1erバージョンでした。

2021年8月6日に放送開始となったガルプラですが、99人全員でパフォーマンスをする「O.O.O」はとても迫力がありました。

Girls Planet 999 – O.O.O (Over&Over&Over) [99 Ver.] // Sub Españolより引用

視聴者全員が知っているテーマソングというだけではなく、シーズンを最後まで観れば、ガルプラに参加したメンバー全員の夢や希望と、最後まで応援し続けたプラネットガーディアン全員の真心が目いっぱい詰まった大切な曲なので、私たちの心に思い出の1ページとして刻まれているはずです。

その「O.O.O」のイントロが今回のライブ会場で流れた瞬間、1年前のあの時に心だけがタイムリープしそうになり、胸の奥から熱いものがこみ上げました。

すぐにでも泣きそうな自分の弱さを制して、シッカリと見届けてから、隣にいる娘を見たらめちゃめちゃ号泣していました。

泣きながら私に「あのね、こんなこと言ってはいけないのかもしれないけど、私には、今のO.O.Oは、後ろに90人のガルプラメンバーが見えたんだよ!」

その途端、私の我慢していた涙腺は見事に崩壊しました。

多くを背負ってこの幕張の地までたどり着いたKep1erの後ろには、一緒に戦った、あの90人のメンバーたちの気持ちや思いが、目には見えないけれど間違いなく連なっていました。

そして、その志半ばで去っていったメンバー達を応援していたガーディアン達の悲しみや複雑な思いも、今回のshowcaseで全て昇華させてくれたような気がしました。

会場は大声を発する人もおらず、ルールをしっかり守った上で、最後までとっても楽しめたライブでした。

正直、私たち夫婦ほど平均年齢を上げている人はいないんじゃないかと思うくらい、高齢での参加でしたが、好きなものに年齢制限などないので、これからも家族で応援したいと思っています。

Kep1erのように、頑張っている若者を見ると応援したくなります。

そして、その頑張りに影響されて、自分自身も頑張りたくなります。

ところで、自分のバンドのTシャツは・・・・・

まだ作ってませんw