グルテンフリー を始めたい人に是非知ってもらいたいこと
グルテンフリー の効果
グルテンフリー を始めるきっかけは、なんでも良いと思うんです。ダイエットを期待してもいいし、何かしらの疾患を緩和させる目的でも良いと思います。でも、せっかく始めるのであればどのくらい効果があるのかってことは知ってもらいたいですね。グルテンフリーは、多分思っている以上に身体にとって良いことが多いので、紹介します。
そもそも、小麦アレルギーの方やセリアック病の方は間違いなくグルテンフリーを実践すべきと考えますが、グルテン過敏症の場合は、自覚症状の無い方が多いと思われますので、身体に不調があるにもかかわらず、原因不明のまま医者から処方されるクスリを飲み続けるか、医者にも行かず時の流れに身をまかせている状況かもしれません。クスリで治れば良いのですが、直らない症状や、医者に行くほどでもない(個人差あると思いますけど)ような軽度の症状だと結局我慢するしかなくなっちゃうんですよね。
欧米で問題視されているグルテン過敏症は、主食がお米である日本には当てはまらないようなイメージがありますけれども、近代ここまで西洋化が進み、食文化にしても日本食自体がジャンルとなり、パンや洋食を始めとする海外の食文化がうまい具合に日本に溶け込んでいる今は、もう主食がなんだかわからないw「朝はパン♪パンパパン♪」とか、「玄関開けたら2分でご飯」とか、CMも様々ですけれど、私が最初に読んだグルテンフリーの本はですね。
いつものパンがあなたを殺す
でした。衝撃的なネーミングですよね。本当の題名は「Grain Brain」なんですよ。「穀物脳」と直訳するらしいです。この本読んだらですね、グルテンどころか穀物全般を主食にしたくなくなります。肉こそ主食、魚こそ主食、そして野菜をたっぷり取り入れ、水分をしっかり取る。というような考えになりますよ。実際私は、実践しないと気がすまないほうなので、読み終えた途端にグルテンフリースタートいたしました。
医学が発展していけば、様々なことが解明されているのだと思いますが、今を生きている私達が、自らの健康をしっかり維持し、家族や仲間と幸せな時間を長く共存していくためには、ベースとなる食生活を見直すのは基本だと思うし、やろうと思えばできることですし、本当に大切なんですよ。
小麦をカットすることが大変なのではなくて、本来私たち人類が求めている食材は穀物じゃなくって肉なんだよ!ってこの本の作者は言いたいんでしょう。最初は違和感を感じましたよ。なぜなら、
「おかずばっかり食べないでご飯食べなさい!」
って、言われて育ちましたからね。
そうでしょ?世代によって、貧富によって違うと思いますが、間違いなく裕福ではない我が家では、肉ばっかり食べてたら怒られましたし、ご飯でお腹をいっぱいにしましたよ。おかずよりもご飯でしたよね。もう、炭水化物がメインの食生活こそ正しいみたいな、そんな時代だったわけですよ私が生きてきた時代は。戦後を経験されている世代の方は、白いご飯がとっても貴重なので、うちのおばあちゃんなどは、ご飯大好きみたいです。さらにテレビの影響でしょうかね、毎朝パンを食べてますねw
私が若い頃、一人暮らしでよく通っていたラーメン屋さんでは確か定食を頼むと、ラーメンと半ライスと餃子とおしんこがついていたんですけど、半ライスが食べ放題だったので餃子で2杯、おしんこで1杯、ラーメンで1杯、合計4〜5杯半ライスを食べてましたねw
カップラーメンも、白飯と一緒に買って、麺を食べ終えたらご飯を入れて食べましたね。カップヌードルのカレー味買ったら、必ずカレーライスにして食べてました。最近はそんなカップラーメンの汁+ご飯みたいなの売ってますよね。開発者は同世代じゃないか?って思うくらいですよ。あと、私はやってないけど後輩が吉野家で牛丼を注文せず、ライスのみ注文して紅生姜だけでご飯食べていたのはびっくりしました。若いうちはお腹を満たすために炭水化物ばっかりとっていたんですよね。
しかしですよ、炭水化物の栄養ってなんです?
炭水化物=糖質
必須栄養素じゃないんですよ炭水化物って!
知ってました?必須栄養素はタンパク質と脂質、ビタミン、ミネラルですよ。
必須っていうのは、体内で作ることができないから食事で補う必要があるということです。
じゃぁ、炭水化物は?
糖質(ブドウ糖)は体内で作り出すことが可能なんです。だから必須じゃない。必須じゃないものが主食で、必須なものがおかずっておかしくないですか?もっとも笑ったのが、朝ごはん食べないと脳でブドウ糖が不足してしまう・・・・・おいおい、朝食べたご飯がそんな早くブドウ糖に分解されて都合よく脳に分泌されるわけねえでしょw。学術的な話はしませんが、朝食べたご飯やパンが消化されてブドウ糖となって脳に行き渡るとすれば、おおよそ4〜5時間はかかります。9時から仕事や授業が始まる場合、その4時間前の5時に朝食を終わらせなければなりませんね。そんなこと無理ですよ〜。にもかかわらず、今でも堂々と朝食を食べないとダメーっていう人たくさんいますよね。
食事については、また別の機会に書きますが、グルテンフリーは糖質制限よりも範囲が狭い(小麦グルテン等のみですから)ので、比較的食べれるものが多いと思います。しかし、実際は穀物自体が主食ではないという大前提があることをお伝えしました。では、グルテンフリーによって得られると言われている効果はどんなものがあるか、一部を紹介します。
ADHD
アルコール依存症
自閉症
自己免疫疾患
がん
乳製品過敏症
うつ病
消化困難
じんましん
生殖不能
偏頭痛
吐き気
認知症、アルツハイマー病、統合失調症
癲癇
糖質欲求
他にも色々あるみたいですが、多すぎるのでポピュラーなもののみ書きました。
実際に治ったり、回復したりするのかはなんとも言えませんが、私の場合は、長年悩んできた頭痛や胸焼け(逆流性食道炎)が緩和しました。娘は腹痛が治り、息子はチックの症状が治りました。治ったからと言ってグルテンフリーをやめる予定はありません。なぜなら、食事制限をするということは、食事の改善をするということなので効果が出たら終了するのではなく、改善ですから「善く改めた」のですから、ずっと継続していかなければなりません。でも、そんなことを言うと、きっと、グルテンフリーを始めようかどうか迷っている人は、
「そんな〜、ラーメンやパスタを一生食べないなんてできるわけな〜い」
とか、思っちゃうかもしれませんが、安心してください、始めればわかります。数ヶ月続けることができれば、ラーメン屋の前を通っても、パスタ屋の前を通っても、天ぷら屋の前を通っても、出来立てのパンが並べられたパン屋やピザ屋の前を通っても、全く興味がなくなります。これは私だけではなく家族全員が同じことを言います。そして、こんな風に感じるようになりました。
「あんな、味のしないものなんで食べていたんだろう・・・・」って
そうなんですよ、特にパンと麺類ですが全く興味がなくなりますね。食べたいと思わなくなるんですよ。糖質欲求がなくなるんです。ということは・・・・グルテンフリーができれば糖質制限も簡単に実践できますってことです。肉や魚が中心の食事が苦にならなくなるのですよ。我慢しなければならない食事制限ではなく、体に良くないものを取らずに十分に必須栄養素を中心に取り入れていく食事改善を実践することがとっても大事ですよ。