グルテンフリーとダイエット効果

glutenfree

グルテンフリーによるダイエット効果

4年間グルテンフリーを続けてきて、もっとも変化したのは、
私自身の見た目かもしれません。

以前の私は身長178cm、体重が86kgでした。

1日5食くらい食べていたと思います。

お酒もほぼ毎日飲んでいましたし、お菓子も食べまくってました。

タバコを吸わなくなったのが12年前、
ピロリ菌の除去をしたのが5年前で、
そのピロリ菌除去時あたりから少し体のことを考えるようになり、
食生活の見直しを始めたのがキッカケです。

私の健康を気遣ってくれた妻も、
私と同じように肥えていたので、
一緒にできることを探した結果、
妻の友達が勧める食事方法を取り入れてみました。

これは、朝昼晩で食べるものを変える方法です。

具体的に言うと、朝は炭水化物・昼はタンパク質・夜は野菜(ビタミン)
このように決めて、毎朝作るお弁当も工夫するようになりました。

更に一駅分歩いたり、
自転車で通勤するなどして体重が一気に5kg程度落ちたんですね。

少しの工夫でこんなにも変化するものだとかなり驚きました。

その後も体重は落ち続け、
70kg台に突入してからは、
「痩せられる」と確信するようになり、
更に食事の見直しをする事にしました。

1日2食

次に行ったのは、1日2食法です。

年齢とともに基礎代謝が落ちているのだから、
食べる量を減らす必要があると考えました。

ネットを検索して探し出した2食健康法をアレンジして実践する事にしました。

栄養を吸収する腸の健康こそが体全体の健康に繫がるということを学び、
1日の食事時間を12:00から18:00と決めて、
朝ごはんは食べない事にしました。

いきなり2食にするのは辛いので、
最初のうちはヨーグルトや野菜ジュースを飲んだりして空腹をしのぎ、
12:00前までは水やコーヒーを飲んでごまかしました。

慣れるまで2週間程度かかりましたが、
朝食べなくても平気になると、
体がとても楽になり、
更に体重は落ちて76kgになりました。

この10kg減量に費やした時間は約3ヶ月くらいです。

痩せる事は可能であると確信する事が出来たので、
その後も食事のルールを変えることなく実践して、
約半年で68kgまで減量に成功したのです。

リバウンド

しかし、お酒をやめることをしなかった私は、
1日2食のルールは守ったものの、
12:00〜18:00の食事時間を守れなくなり、
深夜の飲み会後のラーメンや餃子でリバウンドしてしまいました。

結果75kgまで戻ってしまい、
ベスト体重の68kgから7kgオーバーです。

伯父と叔父の影響でしょうか、
お酒がなかなかやめられなかったのです。

ビールを飲んで、焼酎を飲んで、
ワインを飲んで、また焼酎を飲んで、
ウィスキーを飲んで、最後にラーメンを食べるという、
最悪コースを仕事の付き合いという都合のいい言い訳で繰り返していました。

しかも飲み会がなくても、
ほぼ毎日自宅でも飲んでいました。

ツマミがなければ、自分で作ったり、
ポテチを買ってきたり・・・飲まない日がないくらいでした。

朝は食べないというルールは、
守り続けることで習慣になりましたが、
お酒の習慣は変えることができませんでした。

なので、深夜のルール違反は、
その後も随分続いてしまいました。

結局体重はその後も75〜76kgあたりを行き来し、
これ以上は無理かもしれないと思っていました。

グルテンフリーとの出会い

グルテンフリーはダイエット目的で採用したのではありません。

職場の仲のいい同僚から1冊の本を勧められて、
小麦グルテンをはじめ、炭水化物の悪影響について学びました。

当時うちの家族はそれぞれ体調の悩み(特に息子の)を抱えていました。

その原因がグルテンにあるかもしれないと思った私は、
早速家族会議を開催。

妻と娘、息子そして私の4人で実験的にグルテンフリーを開始することになったのです。

食べられなくなるものは小麦、大麦、ライ麦です。

特に麺類やお好み焼きなどが好物だった我が家の食事は180度変わりました。

さらに調味料も全て小麦が入っているものは全て排除することで、
完全なグルテンフリー環境を作り出しました。

健康に対しての意識が高まると、
健康食品などをを購入しがちですが、
うちの場合は、より自然でより体に優しいものへと嗜好を変えていきました。

私と妻は1日2食を継続しながらグルテンフリーを実践することで、
さらに食事の量が減っていきました。

なぜなら、パンや麺類に含まれるグルテンには、
食欲を増進させてしまう作用があるからなのです。

食欲が止まらないのはグルテンのせい?

1970代の終わりにはすでにグルテンの危険性は分かっていました。

胃で分解されたグルテンは、
脳に到達することが可能なエクソルフィン(ポリペプチド混合物)となります。

実際に脳にエクソルフィンが入ると、
オピオイド受容体と結合して恍惚状態を生み出すのだそうです。

そのことを「いつものパンがあなたを殺す」では、
「これは、アヘン剤が結合し、人に満足を与える効果を生み出すのと同じ仕組みだ」
と言い切ってます。

つまり、小麦グルテンを摂取すると、
胃で消化された後にエクソルフィンとなって脳に到達し、
そこで麻薬と同じような高揚状態を生み出してしまい、
それが切れると脳がエクソルフィンを求めて、
グルテンを含む食べ物を求めてしまうということ。

これは、アルコール依存やニコチン依存と酷似しています。

まだまだグルテンの怖さは世の中に伝わっていませんが、
食欲が止まらない理由がグルテンにあるのであれば、
ダイエットしたいならグルテンフリーはまず最初に取り入れるべきと思います。

私はグルテンフリーを実践することでその依存性がなくなり、
パンを食べたい欲求もラーメンを食べたい欲求も一切なくなりました。

なので、必要以上に食べないため我慢することなく太らない体になってきたようです。

私は多少リバウンドしたとはいえ、
年齢的に太りすぎではありません。

でも、グルテンフリー後に73kgまで無理せず落とすことができ、
それをずっと維持できています。

もし、食欲が止まらないという人は、
是非グルテンフリーを実践してグルテン依存から脱却し、
健康な食生活を実践していただきたいと思います。

そうすれば、無理なく健康的な体になることができると思います。