ドライヤー の熱風と冷風とか髪の毛の話
ドライヤー の冷風使っていない人多いんですね。
私は美容室で働いていたことがあるので、10代の頃から知っていたことですが、ドライヤーにHotとCoolがあるじゃないですか。あれの使い分けがわからないと言うのをテレビでやってたのをみて、そんなに一般的ではないということを初めて知りましたよ。
最近の髪型はロールブラシを使ってCカールをワザとらしく作るような感じではないので、自然乾燥する方が多かったり、多少湿っている状態でワックス等の整髪料をつけたりして、冷風を使わないんですかね?私は古い人間なので、自分の髪型もある程度ドライして形を手櫛でなんとなく整えたら最後は冷風使いますけどね。歳をとって薄くなった髪なのであっという間ですけどねw
妻や娘から「パパー ブローしてー」ってたまに言われます。もちろん本当のブローはしませんけど、フィンガーブローでドライして、表面のツヤを出してあげるととっても喜んでくれます。自分でブローしても毛髪の生えている方向や角度がわからないからどっちに流せば良いかわからないですよね。ウィッグ(練習用のマネキン)ではないですから、頭髪が同じ方向に生えているわけでもないですし、毛の流れに逆らわず、無理のないテンションで温風を根元から毛先に45度程度の角度で(実際はもっと倒しているかもしれない)当ててあげれば、ボサボサにならず自然なツヤが出ますよ。シリコン剤のような艶を出す化粧品を使わなくても綺麗になると思います。
シリコン=枝毛コート
流行りましたよね。すっごい昔ですけど。資生堂のQTクロスが世に出て、枝毛が修復されるようなブームがありましたね。あれってものすごい勢いで売れて広まったと思うんですよ。当時は美容室にも置いてありましたし、少し経ってから小売もされるようになったと記憶しています。美容室で使用していたものはガラス製の小さな瓶タイプで蓋がスポイトになっていました。スポイトから手にとって、ブロードライした髪の毛の表面につけていましたね。
このシリコンが実際には髪に良くないと言うことはそれから数年後に明らかになり、枝毛コートは使われなくなってしまうんですが、一番の理由はパーマがかかりにくい、ヘアダイが染まりにくい等、美容施術への影響が一番だったと思います。
枝毛コートが爆発的に広まった理由は当時の流行スタイルに関係していたと思います。当時はW浅野に影響されたワンレンボディコンのお姉様たちが六本木だけじゃなくオフィス街にも下町にもたくさんいました。
ワンレン=ワンレングス
特に肩から腰まで長いワンレングスの方が多かったように思います。みんなおんなじに見えましたね。そんな中、ソバージュにしたり、毛先だけ巻いたり、前髪を作ったり、部分パーマwかけたり色々アレンジする方も出てきて、みなさん無理なブローするもんだから枝毛がすごかった。枝毛が出てもワンレンボディコンですからねロングヘアーを切れないんですよ。どう考えても切った方が綺麗なのにブームから離れたくないんでしょうね。枝毛だらけのワンレンがたくさんいました。その救世主が枝毛コートだった気がします。
ドライヤーで艶を出さなくても枝毛コートでツルピカになっちゃうから、そりゃお姉様たちは買いますよね。みなさんガンガン使いまくって、結果髪がシリコンまみれ・・・・。シャンプーしても綺麗に落ちないから毛先まで良く洗って、パーマもかかりにくいから長時間放置して、ヘアダイも同じ・・・結果さらに髪の毛を痛めてしまいどんどん枝毛になるっていう悪循環が発生してましたね。
その後枝毛コートは美容の現場からは姿を消したけど、シリコン入りシャンプー(リンス入りシャンプー)という、またお手軽な商品が出てしまい、毛先にシリコンつけるだけでもNGだったのに根元にまでシリコンつけるから、白髪染めが全然染まらないw。ヘアダイのリタッチも一緒。そして、頭皮に付着したシリコンがどんな風になっているのかわからないけど、多分汗とかと混じって物凄く臭い!何日間もシャンプーしていない人(昔は美容院でしかシャンプーしないおばさまたちがいました)の犬のようなあの臭さ以上にリンス入りシャンプー使っている人の頭の臭いこと!使っている本人は、リンス入りだと思っているから悪いと思っていないんでしょうね。そもそもリンスの意味わかってないし・・・・。当時のリンス入りシャンプーは多分ほとんどシリコン入りのシャンプーでしたし、良く流していないことも原因だったかもしれませんが、とにかく臭かった。人の髪を洗っててこの臭さを体感した私は絶対にリンス入りシャンプーは使わないって決めましたもん。今のリンス入りシャンプーは改良されてシリコンが入っていないものもあるみたいですね。まぁ私は使いませんけどね。
まとめ
艶とか髪の健康も体の健康と同じように日々の生活で改善すべきものなんですよ。食生活ももちろん重要です。シャンプーを地肌にあったものにするのも当然です。その上でパサつく髪質やまとまらない癖をサポートするためにヘアケア製品があるのですが、ドライヤーの使い方をちゃんとすれば変な艶だし効果のスプレーやリキッドとか使わなくても綺麗にまとまりますよ。美容のお仕事は随分昔の話なので、今は相当変わってきているのだと思いますが、グルテンフリー同様身体や髪に悪いものは除き、良いものを取り入れて健康的に美しくなることが理想ですね。