投資詐欺に騙されないで!
ブームの影に甘い罠
仲良くさせていただいている先輩が投資詐欺に遭いました。
コロナ不況の中、副業や投資などが盛り上がっていますが、ブームに詐欺はつきもので、甘い話には絶対に引っかかってはいけません。
普段冷静に注意をしている方も、熱中しすぎると判断力が甘くなるのか、考えられないような詐欺にあってしまうんですね。
後で我に返って「どうして信用してしまったんだろう」と後悔しても既に手遅れです。
詐欺は程度がどうであれ、騙される側が情弱である場合の方が被害に遭いやすいような気がします。
お金のやり取りにはトラブルがつきもの
新聞やニュースを賑わすような大きな詐欺事件から小さなものまで、詐欺と名付けられるものはたくさんありますが、詐欺とまではいかなくてもお金のやり取りで想定とは違ったというような経験は誰にでもあると思います。
私たちの生活する社会では、どのような仕事でも自分とお客様という関係が必ず成立して、直接的であれ間接的であれ、商品やサービスを販売し対価をいただく仕組みになっています。
その取引の中で販売した商品やサービスがお客様の希望にそぐわなければ返品となったり返金となることがあります。
勿論、購入側にも悪意のあるケースがあるので、なんでもかんでも返品や返金が認められるわけではないですが、明らかに希望通りではない商品の状態やサービスの内容であるにもかかわらず、販売者側が返品や返金を認めない場合などは、違法ではない状況だとしても個人的には???と感じてしまいます。
そもそも返品や返金となってしまうような場合というのは、
例えばラーメン屋さんで運ばれてきたどんぶりに髪の毛やGが入ってたり、
美容院で断りもなく勝手にショートにされちゃったり、
店舗やネットで表示されている商品説明と全く違う製品だったり、
でしょうか?
そんな様々なケースで発生した問題点が、お客様側の許容範囲を超えてしまうレベルだった場合、返品や返金によって取引をリセットして、事態を収束させます。
これで販売側も購入側も何もなかったことにできるので、売り手はトラブルを終わらせることができて利益を生まないトラブルシュートの時間を販売の時間に切り替えることができますし、購入者は、必要のなくなったものを返却できて支払った料金を取り戻すことができます。
実際には、前述の通り悪意のあるケースや双方の認識の違いでトラブルが解決しない場合もあるとは思いますが、双方にとって有益であることが確認できた場合は、返品・返金で一件落着することが多いと思います。
詐欺はトラブルではなく犯罪
詐欺は、返品や返金という解決手段がなく、被害者側が一切利益を得ることができないばかりか、一方的に金銭を搾取されてしまい、そのお金を取り返すことができないケースです。
これらは、ミスや勘違いではく明らかに計画的に仕組まれた罠で、そもそも見破ることが難しい巧妙なものが多く、高齢者を狙うオレオレ詐欺も企業を狙う標的型メール攻撃も、情報弱者を狙った犯罪です。
詐欺被害にあった人は、家族や知り合いに「どうして気づかなかった?」「なんで騙されるんだ!」と怒られたり、非難されることが多いと思いますが、実際に非難すべき対象は犯罪者連中です。
詐欺被害にあってしまうのは、すでに述べた通り情弱な方々ですが、
情報を入手する手段は新聞やテレビのほかSNSや動画サイトに至るまで、溢れんばかりの量ですから、全てを網羅することなんて、ほぼ無理です。
かと言って、情報通になれば詐欺に遭わなくて済むというわけではありませんし、情報を入手できていなくても詐欺被害を回避する方法もあります。
犯罪に巻き込まれない為の重要ポイント
私は、最も重要なポイントを職場の同僚に教えてもらいました。
- 正常性バイアスに陥らない
- 踏みとどまる勇気
- 正しい情報ネットワーク
正常性バイアス
東日本大震災や大型台風のような自然災害時に、想定を超える出来事や情報で自らがパニック状態になってしまうことから守るために、正常性バイアスが働くと、理由のな安心感や根拠のない自信で平静を保つことができるようになります。
一見良い働きのように聞こえますが、危機的状況で根拠のない自信を持ってしまうということは、正しい判断ができず、自らの命を危険に晒してしまうということに繋がってしまいます。
よく聞くのが
「俺は持っているから大丈夫」とか
「今日の占いが最高だったから大丈夫」とか
「神仏にいつも祈っているから大丈夫」とか
数え上げればキリがないですが、騙された後で冷静になれば自分は何も持っていなかったことや、占いで人生は判断できないことや、祈っても不思議なことが起きないことに気づきます。
踏みとどまる勇気
正しい選択をする際に目を瞑って選択する人はいないと思います。
映画やドラマでは主人公が分身の術を使う敵の本体を見破るために眼を瞑って心眼を開く・・・・みたいなシーンがありますが、私を含めて現代人は目を凝らして、じっくりと状況を見て判断すべきだと思うんです。
うまい話が目の前にあったり、信頼している友人から儲け話を聞いたとしても、すぐに承諾しないで踏みとどまる勇気を出す必要があるんです。
一旦踏みとどまって、
「本当にこれでいいのか?」と
冷静に判断をしなければなりません。
前述の「正常性バイアスが働いた根拠のない自信を持った状態」で「踏みとどまる勇気」を出せずにいたら、ノーガードのボクサーと同じで、ボッコボコにされちゃうと思います。
正しい情報ネットワーク
私が最も重要だと思っているのは、正しい情報を伝えてくれる友人や仲間達の存在です。
コロナ禍でなかなか友達と会えない人が多いと思いますが、日本人がなかなか話題に出すことを躊躇してしまうお金のことなどを相談できる金融リテラシーの高い友人がいると、0から勉強をしなくても、厳選された情報で学ぶことができるので、正しい情報に行き着くまでの時間を大幅に節減することができます。
そして、その正しい情報によって情報弱者から脱却し、詐欺などを見破る能力も身につけることができると思います。
友人の存在は本当に大切です
私は会社の同僚や友人に恵まれたので、騙されることなく投資を実践することができていますし、生活の無駄も改善することができました。
詐欺をするようなひどい犯罪集団がいる反面、人生を有意義にしてくれる大切な仲間がいることは本当に素晴らしいことです。
まだまだ初心者なので、ブログに書けるほど大きな成果を出せているわけではないですが、思った以上に好調なので、焦らず地道に頑張っていこうと思います。