アルコールの依存症の恐怖<番外編2>

アルコール番外編2

アルコールからの脱出

私はお酒が大好きでした。
ビールに焼酎に日本酒にワインにウイスキー・・・・
飲めないお酒はありませんでした。

飲み会の雰囲気も好きでしたし、
家に帰ってきてからも飲んでいました。

アルコール依存症の伯父を面倒見ていた私自身が、
アルコールを長い期間摂取していたのです。

目の前て変貌していくアル中の叔父を目の当たりにしたにもかかわらず、
飲まない日がないくらい、
ほぼ毎日アルコールを摂取していました。

そして今でも禁酒をしていません。

しかし、このアル中ブログを書き始めてから、
極端に飲酒量が減ったことで、
良質な睡眠を取ることができ、
以前よりも健康な生活を送れるようになりました。

適量とは?

酒は百薬の長と言われますが、
人によって適切な量はまちまちです。

人によって薬となる量には違いがあ流という事です。

むしろ毒となる場合が多いと思われますので、
顔が赤くなり、
すぐに酔って眠くなる人などは、
そもそもお酒を受けつけない体質ですから、
無理をして飲まないほうが良いのです。

他人と比べたがる私達は、
お酒の席でもついつい相手と同じ量を飲もうとしてしまいがちですが、
それはとっても愚かな行為です。

人は平等な権利を有していますが、
身体的に誰もが同じなわけではありません。

似ているけれども違うんです。

そんな当り前の事を理解できないと、
自分の適量がわからず、
飲みすぎて中毒になり、
依存症になる可能性が高くなるのですよ。

例えばフードファイターと呼ばれる大食いタレントと同じように、
巨大なカレーとか回転寿司何百皿とか食べれませんよね。

お酒もたくさんの量を飲める人もいれば、
そうでない人もいるんです。

にもかかわらず、
酒に強い=かっこいい
というタバコと同じような、
時代遅れの昭和的美学を今だに引きずる人たちは、
無理して飲み続けてしまい、
自ら自分の体を蝕んでしまうんですよ。

酒に負けるな

友人と飲んだ時に、
私が飲まない理由を説明したら、
こんなことを言われました。

「要するに、酒に負けてるってことだろ」

「酒なんて飲み干せばいいんだよw弱えなあw」

えーと

酔っ払ってるお前の方が弱えだろw

お酒に勝つとか、
負けるとか・・・・
身体的な反応は人それぞれですから、
すぐに顔が赤くなったり、
眠くなってしまうような体質の人は、

そもそもアルコールの分解ができないんですよ。

厚生労働省のページにこのように書いてありました。

アルコールは主にアルコール脱水素酵素(ADH)で、有毒なアセトアルデヒドに酸化されます。(中略)アセトアルデヒドは主に2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)で酢酸に酸化されます。1型アルデヒド脱水素酵素(ALDH1)も補助的ながら酸化に関わっています。酢酸は血液に乗って肝臓を離れ、筋肉や心臓に移動してさらに分解され、最終的には炭酸ガスと水になります。この間に1gのアルコールから、約7カロリーの熱を産出します。
引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

なんかよくわからないw
なので、図がこちらです。

図

簡単にいうとアルコールの分解は2段階で行われているんです。
アルコールから有害なアセトアルデヒドに一旦分解されて、
その後、酢酸〜炭酸ガスや水に分解されるんですけど、
これがスムーズに行かないらしいんですよ。

我々日本人は!

もちろん全員というわけじゃないですが、
日本人はすぐに顔が赤くなる人が多いらしいんです。

この、お酒を飲んで顔が赤くなっていうのが、
アセトアルデヒドの作用です。
(ざっくりな説明ですがw)

欧米人などで何倍飲んでも平気だったりする人などは、
この分解がスムーズなんで、
何杯でも飲んじゃうんですね。

つまり、アルコールをスムーズにアセトアルデヒドに分解し、
さらにアセトアルデヒドもスムーズに分解できてしまうんですよ。

そうすると何杯飲んでも赤くならないので、
周りも本人も酔ったことに気づかず、
知らず知らずのうちに大量にアルコールを摂取してしまうので、
アルコール依存症になりやすいんです。

ということは、
顔が赤くなる人はアルコール依存症ならないかというと、
そういうわけじゃないんです。

分解がスムーズに行かない人の場合、
顔がすぐに赤くなってしまうので、
お酒に酔ってますよ〜的なサインを自ら発しているんですよ。

しかし、ここに登場するのが、
昭和親父だったりするんですよ。

「俺の酒が飲めね〜のか」

とか・・・・

「飲んで吐いてまた飲めば強くなるから〜」

とか・・・・

あんたら、バカじゃないのか!

いや、バカだろ!!

アセトアルデヒドが分解できないのは、
体質なんですよ。

私の場合は医者から遺伝だと言われました。

せっかく体が危険信号を出しているのに、
変な昭和文化のせいで、
無理して限界以上に飲んでしまうことって多いと思うんですよ。

勿論、他にも様々なシチュエーションで、
自分の限界を超えて飲んでしまうことがあると思います。

きっとそれは・・・・

空気を読んでしまうという行為w

飲まないとしらけてしまうから、
雰囲気を壊さないために、
無理して飲んでしまう・・・・。

その結果、

多量飲酒 → 連続飲酒 → アル中

最悪のルートを辿って、
アルコール依存症になってしまうかもしれないのですよ。

アルコールを断つ方法

私は会社の同僚と飲むことが多かったのですが、
結構な量を飲んでいたので、
周囲からはお酒が強いと思われていました。

しかし、尿酸値が高く痛風の症状が出たので、
病院で診察を受けたところ、
医師から告げられた言葉は、
「あなたはアルコールが飲めない体質です」
でした・・・・

そうなんです。

私は、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなるタイプで、
典型的な酒に弱い日本人の体質なのです。

続けて医師から言われたのは、
「痛風が出たことが問題なのではなく、
 あなたは血管の病気になりやすい体質。」

でした。

どういうことかというと、
脳梗塞などになりやすいというものでした。

ここで私は「はっ」と思うんですよ。

私の父は、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる体質。
そして、脳梗塞で他界しました。

さらに、こちらの記事の冒頭で紹介した通り、

アルコール依存症の恐怖 その1

私の伯父と叔父は、
アルコール依存症でした。

私は、お酒が飲めない体質でありながら、
上司の命令に従って、
飲み会の空気を読んで、
お酒を飲み続けることで、
アルコール依存症になる可能性と、
脳梗塞になってしまうリスクを抱えていたということです。

そんな私が、
お酒をほとんど飲まなくなったんですよ。

どうやったと思います?

簡単です。

飲む機会を極端に減らしたんですよw

ノンアルコールビールと炭酸水を飲むようにして、
アルコールを1週間やめてみると、

あれっ?いけんじゃね?

ってなるんですよw

炭酸水だけだと寂しいので、
レモンを入れたり、リンゴ酢を入れたり、
ソルティードッグみたいに、
グラスに塩をつけてみたり・・・・

色々工夫してみたら、
約4か月経った今、
家では全然飲まなくて平気になったのですよ!

飲み会では最初の1杯だけいただいて、
2杯目からは、ソフトドリンクにしています。

お店によっては、
トニックウォーターにしてみたり、
ジンジャーエールにしてみたり、
炭酸にレモン入れてもらったりw
しています。

今は「俺の酒が飲めねーのか」っていう人もいないので、
無理して飲む必要もないんですよね。

そして最近気づいた事。

俺って、
お酒好きじゃないじゃん 

そういう事なんですよ。

無理して飲まなくていいんです。

飲まなくても全然困りません。

そこに気づけば、
お酒なんて飲まなくても平気になりますよ。