Girls Planet 999 第7話の感想(2)

イェヨンさんの歌声はグローバルチームに不可欠

続いて第7話で印象に残ったチームは、
ボーカル3人チームでテヨン「그대라는 시 (All About You)」を披露された、
チェ・イェヨンリーダー率いるGirl’s Poemです。

何といっても私が、ガルプラの第1回放送から気に入ってしまった、
大好きな声の持ち主であるイェヨンさんが、
ついにボーカルで勝負するということで大注目していました。

事前にチッケムで拝見した時点で既に、
思った通りの素晴らしい歌唱でしたが、
それ以上にビックリしたのが、
虹プロジェクト出身の櫻井 美羽さんと、
シンガーソングライターのファン・シンチャオさんが想像以上に上手い。

期待がさらに膨らみましたね。

しかし、ビハインドムービーでは、
シンチャオさんが失敗した際に笑ってしまったシーンで、
マスターから指摘される部分を2度も流され、
なんとなくシンチャオさんが足を引っ張っているような印象に映っていました。

意図してではないと思いますが、今回はCメンバーの多くが、
なんとなく悪く見えてしまうような編集だったので、
ちょっとしつこく感じてしまいました。

ただ、シンチャオさんは、緊張感が足りないというマスターの指摘について、
真摯に受け止めて本番をしっかりやり遂げたと思います。

シンチャオさんは、KPOPの歌い方には慣れていなかったみたいで、
高音の扱いが難しかったかもしれませんが、
大きな失敗にはつながらなかったと思います。

櫻井さんは、リーダーのイェヨンさんを気遣う優しい場面などが取り上げられていて、
とても好感が持てました。

誰も見出してくれない天才歌姫の悲しみ

イェヨンさんは、かなり落ち込んでいたように見えました。

今回勝てなければ脱落することを覚悟していたようでした。

放送でマイナスな言動が目立っていましたが、
それもそのはずです。

事前の順位でK2位でありながらTOP9に1度も選出されておらず、
K1位のキム・ダヨンさんのように途中でマスターから、
「わざとTOP9から外したんだよ」のような言葉の労いもなく、
とても素晴らしいパフォーマンスを披露しても注目度が上がらないのは、
観ていて本当に歯がゆかったです。

既に以前のブログでも書きましたが、
ボーカル力だけで選べばキム・ボラ(現Cherry Bullet)さん、
キム・へリム(元Limesoda)さんに並ぶ、
ずば抜けた歌唱力を持っていると私は個人的に思っています。

歌のうまさで言えば他にも素晴らしい方はいらっしゃいます。

その方々より上手いとか下手とかの話ではなくて、
映像で見なくてもその声が聞こえてきたら、
グループ名がすぐにわかってしまうくらい、
グループのメインの歌姫として誰でもない唯一無二の声が、
イェヨンさんの歌声だと個人的に思っています。

優しい歌い方も、力強い発声もしっかり脱力して綺麗に響かせる発声は、
多分、生まれ持った天然のミックスボイスなのだと思いますが、
練習を重ねられ、かなり洗練されているはずです。

探索ミッションでは、K/DA POP/STARSを、
イェヨンさんらしい脱力ハイトーンボイスで会場を驚かせました。

コネクトミッションでは、IZ*ONE「FIESTA」のキリングパートを務め、
ハイトーンパートは担当しませんでしたが完璧に歌い切りました。

そして今回のパフォーマンスです。

何度聞いても素晴らしい歌声で私は大好きです。

脱力がしっかりできているからこそ、
小さな声でも綺麗な高音を響かせることができているのだと思いますが、
ラストの歌い上げの部分などは、とても繊細で素敵です。

審査員からは最高の評価をいただきました。

「Girls Planet 999のデビュー組のメインボーカルを見た気がします」

「僕は本当にチェ・イェヨンさんが、
こんなに歌が上手だということを知りませんでした」

「ずっと鳥肌が、立ちっぱなしでした」

「少なくともコンビネーション・ミッションのステージでは、
メインボーカルはイェヨンさんだと思います」

「本当に最高の褒め言葉を送りたいです」

ようやくマスターに褒めてもらえたチェ・イェヨンさん

歌声は好みなので、人によっては良いと思わない人もいるかもしれませんが、
イェヨンさんの声はメインでもサブでもコーラスでも生きる声だと思いますので、
絶対に最終メンバーに残ってもらいたいですし、
できればキム・ボラさんやキム・へリムさんのような、
レベルの高い歌唱をするメンバーと歌で共演してもらいたかったです。

第2回生存者発表式で生存が危ぶまれていますが、
私はマスターたちがイェヨンさんの脱落を許さないと思っていますので、
残留すると確信しています。

ライバルでありながら同じ夢を持つ仲間達

最後にダンス6人チームでイ・ソニ「인연 (Fate)」を披露した、
シェン・シャオティンさん率いる선물(ソンムル)です。

私は、子供の頃に日本舞踊をちょっとだけやったことがあるくらいで、
ダンスは全くわかりませんが、このチームのダンスは本当に楽しみにしていて、
絶対に感動すると思っていましたが、やっぱり感動しました。

こちらも以前ブログで紹介した、
女優カン・イェソさんがキリングパートを務めました。

私が見た映画でのイェソさんは、
セーラムーンのランドセルを背負った小学一年生で、
事故で死んでしまう役だったんです。

なので、振り付けを相談し合っている時に、
イェソさんが、最後に死ぬっていう案が出た時、
「もうイェソさんを殺さないで」って心の中で呟きましたw

その後に出たチェ・ユジンさんの言葉が発端となった、
チームのアイデアはとても素晴らしいものでした。

「私たちは今ひとつのチームですよね」

「この中で一緒にデビューできるメンバーもいれば、できないメンバーもいますよね」

「その私たちの縁をずっと記憶するというコンセプト・・・」

つまり、ガルプラに参加するために集い合った99人のメンバーが、
オーディション終了後に離れ離れになっても、
きっとどこかのステージで再会できるかもしれないし、
あるいは別れることもあるかもしれない。

それでも、私たちの縁は決して消えることはない。

という意味を込めた、ストーリーなのだと思います。

インタビュー場面でユジンさんは、
インタビュアーから意気込みを聞かれると

「ちょっと待ってください」

「どうして涙が出てくるんだろう」

と、涙を流してしまいます。

参加者は、デビューのための生き残りを賭けて必死に戦っているライバル同士ですが、
すでに、みんなガルプラという場所に集った、
同じ夢を持つ仲間同士なのだということが感じられた場面でした。

本番は、まさに自分たち自身の縁が表現された感動のステージでした。

全員が寝る間を惜しんで苦労して試行錯誤した結果が、
見事に表現できていたと思います。

審査員から高評価を得て涙するカン・イェソさん
舞台袖で涙するスー・ルイチーさん

本当に何度見ても素晴らしいステージで、
繰り返し見れば見るほど作品の良さが伝わってきます。

正直、このチームのメンバーは全員残ってもらいたいですね。